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【燗酒】の基礎知識を身につけよう!!

2020.11.07

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【日本酒の提供温度は世界でも見ない幅の広さを持つ】
日本酒の提供温度は約5~55℃にわたります。この広範囲な温度で楽しむことができるのが日本酒の魅力でもあります。
基本的には冷蔵庫で冷やした温度くらいを「冷や(冷酒)」、冷蔵庫に入れない時の温度帯を「常温」、温めた時の温度が「燗」となります。

「燗酒」とは30℃以上温めた日本酒のことを指します。温度帯によって香りや味わいなど感じ方が変化します。
上の図では各温度帯の表現方法となります。是非参考にしてください。
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【温めることによるメリットとデメリット】
日本酒は嗜好品で人それぞれ感じ方や好みが違いますので一概に決めつけることはできませんが、同じ日本酒でも燗酒にした時、冷酒や常温で飲んだ時とはものすごく変化します。
■メリット
・原料の香りが明確に発現したり、濃淳に感じたりすることがある。
・ぬる燗の場合、飲み口がまろやかになりやすい。
・熱燗の場合、味わいが引き締まり、辛口に感じやすくなる。
■デメリット
・華やかさや爽やかさが損なわれる。
・アルコール臭が際立つ。
・甘味や酸味が強調されやすい。

などが挙げられます。
少しでも知っておくことで燗酒の特性がわかり自分好みの燗酒が見つけやすくなると思います。

上の図では各項目別のメリット、デメリットを書いてみました。是非参考にしてみてください。
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【さいごに】
冷やで飲んだ方が美味しいとか燗にした方が膨らみが出て美味しいなど、日本酒それぞれには特性があり、向き不向きがあると思います。外見を見ただけでは判断できませんので、初めて飲む日本酒は酒屋さんや日本酒を提供している方に聞いてみてください。
燗酒は冷酒と比べて「酔っている」ことに気づきやすいとされていますので、適量を把握しやすく飲みすぎることも少なくなると思います。
燗酒が好きな方は夏も含めて年中飲まれる人もいます。冬場は特に燗酒を飲みたいと思う季節です。燗酒に特化した商品が出てきたりもします。

当店でも燗酒に向く日本酒を取り揃えていますので、興味がある方はお問い合わせください。

<<燗酒の商品特集>>
特集ページはこちら

※燗酒の楽しみ方については別記事で書きたいと思います。
【コラム】
昭和以前は、提供温度の区分が「冷や」と「燗」しかなく、温めた日本酒を「燗」、それ以外を「冷や」と呼んでいました。なので「冷や」の温度帯は季節によって変わっていました。昭和30年代以降冷蔵庫が普及すると、温度帯の表現方法の概念が変わり、冷蔵庫で冷やした状態を「冷や」、冷やしていない状態を「常温」、温めた状態を「燗」というふうに変わりました。