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2020年清酒(日本酒)の出荷状況。深刻な日本酒離れの課題!

2021.03.20

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【2020年清酒(日本酒)出荷数量】
日本酒造組合中央会の集計によると、2020年の清酒出荷数量は41万3240kℓ(229万700石弱)であり、前年比10.5%減(26万9000石減)でした。

2020年の減少理由はコロナ禍もあるが、コロナが来ていなくても減少していた可能性は高かったと思います。
2018年は7.3%減、2019年は5.6%減であり、2017年に比べて63万石強減っています。

8年連続の減少。11年の東日本大震災復興支援を契機とするプラスを除くと、実質は25年連続のマイナスであります。

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【タイプ別状況】
全体に占める特定名称酒の構成比は2015年に初めて3割に乗り(30.4%)、2019年には35.7%まで上がっていました。
特定名称酒は業務用市場の販売比率が高く、2020年はコロナ禍の影響により、地酒メーカーを直撃。
特定名称酒すべて2桁減、合計13.7%減でした。
一方、巣ごもりで増えた家飲みで、低濃度大容量パックを中心に灘・伏見大手メーカーのパック商品が支持を得て一般酒は8.8%減と一桁減にとどまりました。
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【このデータを見て思うこと】
日本酒業界が年々縮小傾向にあるのはいくつかの要因があると思います。
・日本酒は悪酔いするというイメージがつかれている。
・清酒絶頂期と比べ、ビールやチューハイ、ハイボールを飲む人が増えた。
・日本全体のアルコール消費量が減っている。
・健康志向が高まり、日本酒は体にあまりよくないと思われるようになった。

などが挙げられます。
これらには時代の変化が大きく関係していると思います。高度成長期ではみんなものすごく働き、休みもなく、仕事終わりに一杯飲むのが至福の時でした。また、社内、社外の付き合いで飲みに行くことも多かった時代。今では、社内の風通しも良くなり、そういったことが格段に減りました。
働きっぱなしの時代から、休みも増え、趣味の幅も広がりました。なのでお酒を飲むという選択も減り、機械も少なくなってきていると思います。
【日本酒は嗜好品である】
先ほどお話しした、お酒を飲むという概念が昔と現代では変わっていることを捉えなければなりません。
みなさんには懐事情があり、何にお金を使うのか。そのお金の使いどころが以前より多様化しています。ジムに行ったり、ディズニーランドに行ったり、旅行に行ったり、ほしい服があったりなど様々です。

日本酒を飲むということもそのひとつです。
「日本酒は嗜好品」なので、無理に飲むのではなく、好きな人が飲めば良いと思います。
【私たち酒屋ができること】
日本酒(地酒)は年々クオリティーが上がり、美味しくなっています。酒蔵の努力により、常に個性のある、美味しいお酒を求めて、研究し、技術を磨いています。

日本酒は歴史や伝統がものすごくあり、「國酒」と呼ばれています。
その伝統と近代の掛け合わせにより、更に味のある奥深い日本酒造りとなっています。

私たち酒屋は、日本酒の悪いイメージを払拭させることが大切です。美味しい飲み方を学び伝えていかなければなりません。
日本酒は全国各地で造られています。その魅力を伝えていくことも大切です。

引き続き、学び続け、発信していきたいと思います。


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